最初は蒸気から始まった自動車。
現在は自動運転車やゼロエミッション車などに向けて進化中。
<自動車について>
自動車が誕生したのは200年以上前です。
フランスで蒸気の力で走る自動三輪車が発明されました。
ガソリンを燃料にして走る自動車ができたのは1886年。
ドイツのベンツとダイムラーが同時期にガソリンエンジンの自動車を完成させました。
20世紀に入ってからは、アメリカのフォードが自動車を流れ作業による大量生産を実現し、価格が安くなっていきました。
日本へ自動車が入ってきたのは1900年の頃です。
皇太子(後の大正天皇)のご成婚祝いに、米国在住の日本人から贈られた自動車もその1台です。
早速、試運転を行ったところ、誤って皇居のお濠の中に落ちてしましました。
これが日本で最初の自動車交通事故だとされています。
この自動車については、このような危険な乗り物に皇太子を乗せるわけにはいかないと、しばらくお蔵入りになりました。
参考文献:
『知って びっくり! もののはじまり物語』 汐見 稔幸 (監修) 学研マーケティング