日本で牛肉が食用とされ始めたのは明治・大正時代。
肉食が禁じられた時代は、ウシは主に農耕などの目的で飼育されていた。
<牛肉について>
ウシは古墳時代頃には中国大陸から日本に入ってきました。
大国主命が農民にウシを食べさせたという伝説があります。
仏教伝来により、天武天皇の殺生禁断の命令で肉食は禁じられ、ウシは主に農耕などの目的で飼育されていました。
牛肉が食べられ始めたのは、明治時代の文明開化以降で、すき焼きや牛鍋などが出現しました。
牛肉を日常で用いるようになったのは、大正時代に入ってからです。
参考文献:
『日本の食材図鑑』 レジア (編集) 新星出版社
『日本大百科全書』 小学館