適度にインクを滲出させるしくみが優れもの。
ボールペンは新聞をヒントに誕生した。
<ボールペンについて>
ボールペンは、ペンの先端に埋め込まれた金属のボールが回転することで、インクが紙に転写される筆記用具です。
初めて実用的なボールペンを開発されたのは、1943年のハンガリーにおいてでした。
新聞校正係のラディスラオ・ピロが、新聞の印刷用のインクは乾きが早く、にじみにくいことに気づきました。
化学者であった弟の協力を得ながら、ボールペンの先端で滑らかに回転するボールを考案し、さらに、インク漏れしない粘度の高いインクの開発に成功しました。
現在でも、ヨーロッパなどではボールペンのことを開発者の名前から「biro(バイロー)」と呼ぶことが一般的になっています。
参考文献:
『あなたに教えたい!5分でわかる44の文房具トリビア 』 セブンデイズウォー (著) ほるぷ出版
参考サイト:
トンボKIDS ボールペンの歴史
(https://www.tombow.com/sp/kids/ballpointpen/history_world.html)