10月30日は「香りの日」。
香りは紀元前の古い時代から利用されてきた。
<香りの記念日について>
10月30日は「香りの日」です。
1992年(平成4年)に石川県七尾市が制定しました。
制定のきっかけは、1992年10月30日に七尾市で第7回国民文化祭「世界の香りフェアIN能登」が開催されたことによります。
人が香りの作用に気づいたのは、木を火にくべた時に良い匂いが漂い、気持ちが落ち着いたり、神聖さを感じたりしたことからだといわれています。
歴史に初めて香料が登場するのは、紀元前3000年頃のメソポタミアです。
植物の芳香成分による治療や病気の予防は、古代ギリシャの時代から行われてきました。
ギリシャ医学を発展させたヒポクラテスも、香りの治療効果について指摘しています。
日本においても、595年に淡路島に漂着した香木が、聖徳太子に献上されたとされています。
また仏教とともに、多数の香木が伝来しました。
参考文献:
『すぐに役立つ366日記念日事典』 加瀬 清志 (著), 日本記念日協会 (編集) 創元社
『香り〉はなぜ脳に効くのか アロマセラピーと先端医療』 塩田 清二 (著) NHK出版