パンの中に餡を詰めた菓子パン、あんぱん。
典型的な和洋折衷で、画期的。
<アンパンについて>
あんぱんは、世の中が西洋化によって目まぐるしく変化する明治時代に誕生したパンです。
明治初期に銀座の木村屋總本店の初代が日本人の口に合うパンとして考案しました。
和菓子作りが土台となっていて、イーストではなく酒麹を使用しました。
パンの中央部に塩漬けの桜の花びらを入れたのは1875年(明治8年)で、明治天皇に献上するためでした。
参考文献:
『事典 和菓子の世界』 中山 圭子 (著) 岩波書店
『決定版 世界のパン図鑑』 大和田 聡子 (監修) 平凡社