巨大な金属の塊の飛行機が空を飛ぶ不思議。
飛行機が空を飛ぶために特に重要な力は、重力と反対方向に働く揚力。
<飛行機 について>
飛行機は翼に生じる揚力で飛び、エンジン(動力)を持つ航空機の一種です。
飛行機が空を飛ぶためには、特に重要な力は揚力です。
揚力は飛行機を重力と反対方向に上昇させる力で、主翼によって作られます。
主翼は上側が丸く盛り上がった、かまぼこのような形状です。
この形状の翼に強い風が当たると、上下に分かれて流れる空気の速さは、距離が長い上側の方が速くなります。
下側よりも空気の気圧が低下することで、気圧が高い方から低い方へ押し上げる力が生まれます。
これが飛行機を上に押し上げる揚力です。
離陸の際、速い流れの空気を主翼にあてるために、飛行機は滑走路を加速しながら進みます。
そうすると、前からの空気の流れが主翼に沿って流れ始め、主翼の上側に揚力が発生します。
ここで揚力を大きくするために、重要な役割を担うのがフラップです。
主翼からフラップを下ろすことで、主翼の面積を広げます。
参考文献:
『日常の「?(ナゼ)」をぜんぶ科学で解き明かす本』 川村 康文 (監修) 三才ブックス
『飛行機のしくみ』 新星出版社編集部 (編集) 新星出版社
『飛行機のしくみパーフェクト事典』 木 真二 (監修) ナツメ社