1月5日頃からは「芹乃栄」
セリがみずみずしく生育する季節。
<芹乃栄(せりすなわちさかう)について>
「芹乃栄」とは1月5日~1月9日頃、七十二候の一つです。
小寒の初候にあたります。
「セリがみずみずしく生育する」という意味です。
セリは日本原産のセリ科の多年草です。
山野に自生し、奈良時代の頃から食用されていた記録があります。
葉がミツバとよく似ています。
ミツバが3枚の葉に対して、セリは5枚あります。
セリは春の七草の一つに数えられています。
春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)です。
五節句の一つである1月7日に、春の七草が入った七草粥を食べる習慣があります。
七草粥を食べると万病を防ぐといわれています。
参考文献:
『暮らしをもっと豊かにする七十二候の楽しみ』 小泉 さよ (イラスト) 世界文化社
『日本の七十二候を楽しむ』 白井 明大 (著) KADOKAWA