冬至といえば柚子湯は理にかなっている習慣。
血行を促進させる働きがあり、身体を芯から温めてくれる。
冬至に柚子湯に入るのは、江戸時代に始まった習慣だといわれています。
ユズの強い香りと薬効で邪気を払う目的がありました。
「ユズ」を「融通」がききますようにという願掛けや、「冬至」を「湯治」とかけた語呂合わせだとする説もあります。
柚子湯には、寒さが厳しくなる冬を無事に乗り越えられるようにとの願いから生まれた風習です。
実際、冷え性や腰痛をやわらげる血行促進効果が期待できます。
さらに美肌や香りによる癒し効果も得られます。
参考文献:
『大切にしたい、にっぽんの暮らし。』 さとうひろみ (著) サンクチュアリ出版
『絵でつづる やさしい暮らし歳時記 暦でみる日本のしきたりと年中行事』 新谷 尚紀 (監修) 日本文芸社