暑さの中で涼感を演出するスイレン。
太陽に向かって、水の上に浮かぶ花と葉が優美。
<スイレン(睡蓮)について>
モネの絵でおなじみのスイレン(睡蓮)。
モネは、セーヌ河畔のジヴェルニーの家に、庭園とスイレンが浮かぶ池を造り、晩年はこの家で過ごしながら、『睡蓮』の連作など、多くの絵画を描きました。
スイレンは、古くからも大事にされてきた花で、古代エジプト王朝の人々は、太陽の象徴として崇めていました。
現在、エジプトでは「ナイルの花嫁」と呼んで国花にしています。
スイレンとハスはよく似ていますが、スイレンはスイレン科、ハスはハス科と分類が異なります。
ハスは花も葉も水面からすっと高く伸びるのに対し(浮き葉もあり)、スイレンは葉が水面に浮かび、花も水に浮かぶように咲きます。
<スイレン(睡蓮)の基本情報>
学名 | Nymphaea |
英名 | Water lily |
分類 | スイレン科スイレン属 |
開花時期 | 5月~9月 |
花言葉 | 「清らかな心」「信頼」 |
参考文献:
『四季の花便利帳―身近な花188種の名前、開花期や流通期、特徴がよくわかる』 山田 幸子 (監修) 主婦の友社
『ただ生きようと花は咲く』 印南和磨 (編集) ルックナゥ