わかるような、わからないような、木と草の違い。
完全な境界線はなく、区別の仕方はいろいろ。
<木と草の違いについて>
木と草の違いは明確な境界線がなく、さまざまな区別の仕方があります。
「背丈が高いは木、背丈が低い草」というイメージがありますが、草より小さい木や草より大きい木は多くあります。
また、「1、2年で枯れないのは木、枯れるのが草」という区別についても、例外が存在します。
一般的には、茎が固く木化し、肥大成長するものが木だとされています。
そして、草は茎が木化せずに、柔らかいままで肥大化しないものが草と呼ばれています。
ただし、やはり例外はあります。
例えば、タケは茎が大きく成長する木の特徴と茎が木化しない草の特徴を併せ持ちます。
木なのか草なのか、はっきりと分類しにくい性質です。
自然界の区別は明確にはできないともいえます。
参考文献:
『植物はなぜ動かないのか』 稲垣 栄洋 (著) 筑摩書房
『面白くて眠れなくなる植物学』 稲垣 栄洋 (著) PHP研究所