古くから世界で慕われてきた、夏を代表する花のヒマワリ。
まるで太陽のような花姿で、元気をもたらしてくれる存在。
<ヒマワリ(向日葵)について>
ヒマワリは、古くから世界の国々で太陽の花として親しまれてきました。
北アメリカが原産地で、インカ帝国の人々によって中南米に伝わりました。
インカ帝国では太陽神のシンボルとして、ヒマワリの花を尊びました。
コロンブスの新大陸発見後、早々にヨーロッパにもたらされ、17、18世紀にフランドル派の画家たちが、ヒマワリの絵を数多く描きました。
日本へは、江戸時代にヨーロッパから中国を経て渡来したといわれます。
伊藤若冲や酒井抱一などによって、ヒマワリの絵が描かれました。
ゴッホがヒマワリの絵を描くよりも、およそ百年前のことでした。
<ヒマワリ(向日葵)の基本情報>
別名 | ニチリンソウ(日輪草)、サンフラワー、ヘリアンサス |
学名 | Helianthus annuus |
英名 | Sunflower |
分類 | キク科ヒマワリ属 |
開花時期 | 6月~9月 |
花言葉 | 「あなただけを見つめる」「崇拝」 |
参考文献:
『花と日本人―花の不思議と生きる知恵』 中野 進 (著) 花伝社
『身近な花の知られざる生態』 稲垣 栄洋 (著) PHP研究所