ソメイヨシノ(染井吉野)以外にもたくさんあるサクラ。
それぞれに美しさと魅力がある、サクラの多様性。
<サクラ(桜)について>
サクラは、バラ科サクラ属の総称です。
起源はヒマラヤ地方だと言われています。
サクラはもともと北半球に広く分布する植物です。
日本のサクラには、分類の仕方によって異なりますが、10種類の野生種があります。
ヤマザクラ(山桜)
オオヤマザクラ(大山桜)
カスミザクラ(霞桜)
マメザクラ(豆桜)
タカネザクラ(高嶺桜)
ミヤマザクラ(深山桜)
チョウジザクラ(丁字桜)
カンヒザクラ(寒緋桜)
エドヒガン(江戸彼岸)
オオシマザクラ(大島桜)
最も身近に見られるソメイヨシノ(染井吉野)は、江戸時代に登場した園芸種です。
自然による交配や人為的な交配によって誕生した栽培品種は、200品種以上あります。
サクラは春に葉の出る前に咲くものが多く、花は5枚の花弁で一重咲きが主流です。
花色は淡い紅色が最も多く、白や紅色、黄緑色や紫色に近い色もあります。
<サクラ(桜)の基本情報>
別名 | チェリー |
学名 | Cerasus Mill. |
英名 | Japanese cherry |
分類 | バラ科サクラ属 |
開花時期 | 2月~4月 |
花言葉 | 「精神美」「優美な女性」 |
参考文献:
『桜の雑学事典』 井筒 清次 (著) 日本実業出版社
『花の品種改良の日本史』 柴田 道夫 (編集) 悠書館