名前の通り今、お彼岸の時期に咲くヒガンバナ。
鮮やかな赤の群生が神秘的な雰囲気。
<ヒガンバナ(彼岸花)について>
毎年ちょうど秋の彼岸の頃に咲くヒガンバナ。
別名は「マンジュシャゲ(曼殊沙華)」は、サンスクリット語で赤い花の意です。
「葉見ず花見ず」という別名もあります。
花が咲く時は葉はなく、花が終わった後に葉が地表から伸びてくることから呼ばれる名前です。
ヒガンバナは有毒の植物で、動物や昆虫を寄せ付けないように、人為的に田畑や墓地に植えられました。
そのため、現在でも田んぼなどでヒガンバナの群生を見かけることがあります。
中国原産で、救荒(きゅうこう)植物として入ってきたとされます。
球根を水にさらすと毒を抜くことができるため、飢饉の際に食料として利用されました。
<ヒガンバナ(彼岸花)の基本情報>
別名 | マンジュシャゲ(曼殊沙華)、リコリス |
学名 | Lycoris radiata |
英名 | Red spider lily |
分類 | ヒガンバナ科ヒガンバナ属 |
開花時期 | 9月 |
花言葉 | 「悲しき思い出」「情熱」 |
参考文献:
『日本人なら知っておきたい花 48選 』 江尻光一 (著) いきいき
『散歩で見かける草木花の雑学図鑑』 金田 洋一郎 (著) 実業之日本社
『散歩が楽しくなる雑草手帳』 稲垣 栄洋 (著) 東京書籍
『美しい花言葉・花図鑑』 二宮 考嗣 (著) ナツメ社