どこか懐かしさを感じさせる野の花、アカツメクサ。
赤?紫?白?少し色が紛らわしい。
<アカツメクサ(赤詰草)について>
シロツメクサによく似ているアカツメクサ(赤詰草)。
どちらもマメ科で、ヨーロッパ原産です。
アカツメクサの名前は、ヨーロッパからの輸入品の緩衝材として詰められていたことによります。
別名は、ムラサキツメクサ(紫詰草)です。
花色が白いアカツメクサもあり、白花のものはセッカツメクサ(雪華詰草)、シロバナアカツメクサ(白花赤詰草)とも言います。
シロツメクサはアイルランドの国花、アカツメクサはデンマークの国花に指定されています。
花柄に葉をつけないシロツメクサと異なり、花のすぐ下に3枚の葉をつけるのが特徴です。
アカツメクサは土壌改良に役立つ植物です。
空気中の窒素を土壌に固定する作用があるため、牧草や緑肥としても栽培されます。
<アカツメクサ(赤詰草)の基本情報>
別名 | アカクローバー(赤クローバー)、ムラサキツメクサ(紫詰草)、ムラサキツメクサ(紫詰草)、アカクローバー |
学名 | Trifolium pratense |
英名 | Red clover |
分類 | マメ科シャジクソウ属 |
開花時期 | 4月~6月 |
花言葉 | 「勤勉」「善良で陽気」「豊かな愛」 |
参考文献:
『散歩で見かける草木花の雑学図鑑』 金田 洋一郎 (著) 実業之日本社
『野に咲く花便利帳』 稲垣 栄洋 (監修) 主婦の友社