お正月の花にふさわしい、おめでたい花。
でも強毒性のフクジュソウ。
<フクジュソウ(福寿草)について>
旧暦のお正月の頃、雪の中から輝くような黄金色の花を咲かせるということから、新年を祝う花として「福寿草」や「元旦草」の名がつけられました。
開花期間が長いため、「長寿草」とも呼ばれます。
日が当たると花を開き、陰ると閉じる性質があり、これは花の中心に光を集めるて熱をためることで、虫を誘います。
太陽の光で花を開く様子も、幸福や希望のイメージにぴったりです。
これほど縁起の良いとされる花ですが、全草に強い毒を持つ意外性もあります。
<フクジュソウ(福寿草)の基本情報>
別名 | ガンジツソウ(元日草)、チョウジュソウ(長寿草)、チョウシュンギク、ツイタチソウ(朔日草) |
学名 | Adonis amurensis |
英名 | Pheasant’s eye |
分類 | キンポウゲ科フクジュソウ属 |
開花時期 | 1月~3月 |
花言葉 | 「幸せを招く」「永久の幸福」 |
参考文献:
『身近な花の知られざる生態』 稲垣 栄洋 (著) PHP研究所
『四季の花便利帳』