ノイバラと同じく、日本の野生バラを代表するテリハノイバラ。
つるバラの交配親として大活躍。
<テリハノイバラ(照葉野茨)について>
テリハノイバラ(照葉野茨)は、ノイバラと並んで日本の野生バラを代表する種です。
本州以西に分布し、日当たりの良い海岸や川原などで見ることができます。
ヨーロッパで品種改良に導入され、つる性のバラの改良に欠かせない野生バラとして脚光を浴びました。
ノイバラの花はノイバラと同じく白い花で、大きさはノイバラよりもひと回り大きく、強い香りを持っています。
丈夫な性質と光沢のある濃い緑色の葉は、ノイバラ以上に園芸的に優れているとされることもあります。
参考文献:
『バラの誕生』 大場 秀章 (著) 中央公論社
『図説バラの世界』 大場 秀章 (著) 河出書房新社
『花の品種改良の日本史』 柴田 道夫 (編集) 悠書館
『ガーデニング植物誌』 大場 秀章 (著) 八坂書房