鮮やかな花色が暑い季節にも映えるマリーゴールド。
見て楽しめるだけでなく、害虫予防効果も。
<マリーゴールドについて>
マリーゴールドはメキシコ原産で、コロンブスの新大陸発見以降にヨーロッパへ伝えられました。
日本でも17世紀の『花壇地錦抄』に「紅黄草(コウオウソウ)」として紹介されました。
マリーゴールドの「マリー」は、もともと聖母マリアを意味します。
マリーゴールドは聖母マリアの祭日に飾られたため、この名前が付けられました。
マリーゴールドの園芸種には、アフリカ系とフレンチ系の2種類があります。
アフリカ系は丈が長くて花も大きいのが特徴で、日本語では「千寿菊(センジュギク)」と呼ばれています。
フレンチ系は草丈が低く花は小ぶりで、「孔雀草(クジャクソウ)」とも呼ばれています。
マリーゴールドは観賞用以外に、トマトやナスなどの野菜畑にコンパニオンプランツとして植えられます。
根から出る成分が、センチュウなどの害虫から防ぐためです。
花の独特な香りにも、害虫を遠ざける効果があるといわれています。
<マリーゴールドの基本情報>
別名 | センジュギク(千寿菊) ※アフリカン系:マンジュギク(万寿菊) ※フレンチ系:コウオウソウ(紅黄草) |
学名 | Tagetes |
英名 | Marigold |
分類 | キク科コウオウソウ属 |
開花時期 | 5月~11月 |
花言葉 | 「嫉妬」「悲しみ」「変わらぬ愛」 |
参考文献:
『身近な花の知られざる生態』 稲垣 栄洋 (著) PHP研究所
『四季の花便利帳』 山田 幸子 (監修) 主婦の友社