飛脚、郵便制度が登場し、やがてデジタルが主流となった通信手段。
昔は東京から大阪まで走って届けられた郵便。
<郵便について>
郵便の始まりは今から約2500年前、ペルシャ帝国でした。
決まった距離ごとに拠点を置き、その間を使者が馬を走らせて王の命令を伝達しました。
一般の人々が利用できる国の郵便制度は、17世紀にイギリスで誕生しました。
日本では鎌倉時代に飛脚が出現し、町から町へ手紙が届けられました。
江戸から京都や大阪まで走って運び、最も早い場合は3~4日で到着したそうです。
定期的な郵便が始まったのは江戸時代です。
1871年(明治4年)、イギリスを参考にした郵便制度が始まりました。
「郵政の父」といわれる前島密よる発案でした。
創業当初は東京・京都・大阪の3ヶ所に郵便役所が設置されました。
やがて地域の名士の屋敷を拠点とする郵便取扱所が全国に開設されました。
1875年(明治8年)にこれら全ての機関は改称され、「郵便局」となりました。
参考文献:
『「もののはじまり」雑学大全』 なるほど倶楽部 (著) 大和書房
『知って びっくり! もののはじまり物語』 汐見 稔幸 (監修) 学研マーケティング
参考サイト:
全国郵便局長会 郵便局の歴史とその役割(http://www.postmasters.jp/index.php?a=role)