幻想的でロマンチックな花、ニゲラ。
独特な雰囲気でありながら美しい、不思議な魅力を持っている。
<ニゲラについて>
糸状の葉に包まれ、独特な美しさを持つニゲラ。
花びらのように見える部分は、ガクです。
この繊細で優美な姿から、「美女のみだれ髪」や「ヴィーナスのほつれ髪」とも呼ばれます。
ここから「Love in a mist(霧の中の恋人)」という英名がつけられました。
同様の理由から、ニゲラには「夢の中の恋」という花言葉があります。
ニゲラという名前は、種が黒いことからラテン語の「黒い」という意味の「Niger(ニガー)」に由来します。
この黒い種は芳香があり、匂い消しにも利用されてきました。
原産はヨーロッパ南部の地中海沿岸地域です。
江戸時代末期に日本へ渡来しました。
<ニゲラの基本情報>
別名 | クロツネソウ(黒種草)、クロタネソウ(黒種草) |
学名 | Nigella |
英名 | Love in a mist |
分類 | キンポウゲ科クロタネソウ属 |
開花時期 | 5月~6月 |
花言葉 | 「夢の中の恋」「密やかな喜び」 |
参考文献:
『四季の花便利帳』 山田 幸子 (監修) 主婦の友社
『美しい花言葉・花図鑑』 二宮 考嗣 (著) ナツメ社