まだ寒い時に先駆けて咲くカンヒザクラ。
濃いピンク色が冬の風景に際立つ。
<カンヒザクラ(寒緋桜)について>
中国南部、台湾などに自生するカンヒザクラ(寒緋桜)。
別名はタイワンザクラ(台湾桜)です。
日本では沖縄県石垣島に自生地があります。
沖縄ではソメイヨシノ(染井吉野)の育成が難しく、カンヒザクラが多く見られます。
東京でも江戸時代後期から栽培されています。
開花時期は、1月~2月です。
花色はとても濃いピンク色で、一般的なサクラとは異なる花の印象です。
他のサクラのように花弁は散らず、花の柄から落下します。
寒さに弱く、本州では東京以南でしか育ちません。
参考文献:
『桜の雑学事典』 井筒 清次 (著) 日本実業出版社
『サクラハンドブック』 大原 隆明 (著) 文一総合出版