「梅に鶯」は「梅に目白」?
ウメに留まるメジロの風貌は、ウグイスのイメージそのもの。
<メジロ(目白)について>
「とりあわせのよいもの」のたとえに「梅に鶯」はよく知られます。
実際には、ウグイス(鶯)はウメの木に留まることは少なく、ウメの木でよく見かけるいわゆるウグイス色の鳥はメジロ(目白)です。
メジロは目の周りが白いのが特徴です。
果実や花の蜜など甘いものが好きで、春にはウメやサクラの花、秋には柿の実にもよくやって来ます。
メジロの漢字表記は、「目白」の他に「繍眼児」があります。
「繍眼児」の「繍」は「刺繍」の「繍「で、目の縁が糸でかがったように見えることから名づけられました。
参考文献:
『日本野鳥歳時記』 大橋 弘一 (著) ナツメ社
『野鳥の呼び名事典』 大橋 弘一 (著) 世界文化社