木肌や紅葉も美しい樹木、ナツツバキ。
花の白さが眩しく、神々しい佇まいの樹木。
<ナツツバキ(夏椿)について>
ナツツバキ(夏椿)の名は、夏に白いツバキに似た花を咲かせることに由来します。
仏教の聖木、サラソウジュ(沙羅双樹)と誤認し、サラノキ・シャラノキ(沙羅の木)という別名もあります。
サラソウジュは日本では育たないため、代わりにナツツバキが天台宗のお寺に植えられていることがあります。
樹皮ははがれ落ちた跡がなめらかな肌色で、サルスベリの樹皮に似ています。
秋には、葉が赤・橙・黄などに染まり、紅葉も美しい樹木です。
<ナツツバキ(夏椿)の基本情報>
別名 | サラノキ(沙羅の木)、シャラノキ、シャラ |
学名 | Stewartia pseudocamellia |
英名 | Japanese stuartia |
分類 | ツバキ科ナツツバキ属 |
開花時期 | 6月~7月 |
花言葉 | 「愛らしさ」 |
参考文献:
『美しい花言葉・花図鑑‐彩りと物語を楽しむ‐』 二宮 考嗣 (著) ナツメ社
『ポケット版 紅葉のきれいな樹木図鑑』 亀田龍吉 (著) 家の光協会
『葉っぱで見わける 樹木ハンドブック』 高橋 秀男 (監修) 池田書店