秋の風流に欠かせないハギの花。
ゆるやかに枝垂れ、小さめの花をつけた枝が優雅。
<ハギ(萩)について>
ハギ(萩)は放射線状にしだれる枝先に小花を咲かせます。
秋風にゆらゆらと揺れる姿は風情があります。
日本から世界に広がったユリやツバキに比べると、ハギは国際的な植物ではありません。
楚々と花を咲かせるハギは、日本らしさのある秋の七草のひとつです。
山上憶良が万葉集で歌ったことでよく知られています。
ハギは、万葉集でウメを上回り最も多く詠まれた花です。
ハギはマメ科ハギ属の総称で、ミヤギノハギが代表的な品種です。
萩は草冠に秋とかきますが、落葉性の木です。
<ハギ(萩)の基本情報>
別名 | シカナグサ(鹿鳴草)、ミヤギノハギ(宮城野萩)、ニワミグサ、ノモリグサ |
学名 | Lespedeza thunbergii |
英名 | なし |
分類 | マメ科ハギ属 |
開花時期 | 7月~9月 |
花言葉 | 「思案」「柔軟な精神」 |
参考文献:
『日本人なら知っておきたい花 48選 』 江尻光一 (著) いきいき
『ガーデニング植物誌』 大場 秀章 (著) 八坂書房