古代ロマンを感じさせる、恐竜と生きたイチョウ。
秋が深まる頃、黄金色に色づいた風景が絵にもなる。
<イチョウ(銀杏)について>
イチョウは公害や火災に強く、街路や公園などに植えられます。
とても馴染み深い樹木ですが、貴重な古代植物の一つです。
イチョウは恐竜が暮らしていたジュラ紀(約2億1千万年前)に栄えた古い裸子植物の生き残り。
二股に分かれている葉脈は、古代植物の特徴です。
イチョウの名前は、葉がアヒルの足に似ていることによります。
中国語読みの「鴨脚(イーチャオ)」が語源とされます。
参考文献:
『葉っぱで見わける 樹木ハンドブック』 高橋 秀男 (監修) 池田書店
『落ち葉の呼び名事典 散歩で見かける』 亀田 龍吉 (著) 世界文化社
『散歩が楽しくなる雑草手帳』 稲垣 栄洋 (著) 東京書籍