お祝いの席にもふさわしい早春の花木、ボケ(木瓜)。
和の雰囲気もあり、生け花にも用いられることが多い。
<ボケ(木瓜)について>
ボケの名前は、中国名の「木瓜」に由来します。
果実が瓜に似ていることから「木瓜」の名前が付けられました。
その音読み「モッカ」から「「モッコウ」、「モケ」が更に転じて「ボケ」になったと推測されています。
ボケの仲間は、中国に様々な種類が自生します。
日本原産の種類はクサボケの1種類です。
中国原産のボケや日本原産のクサボケなどから交配された園芸品種が作出されています。
白色や赤色と白色などの花を咲かせる「東洋錦」が特に有名です。
果実はカリンに似ていて、良い香りがあります。
生食には向かず、カリン同様に果実酒や咳止めなどの薬用として利用できます。
<ボケ(木瓜)の基本情報>
別名 | カラボケ(唐木瓜)、モケ(毛介) |
学名 | Chaenomeles speciosa |
英名 | Flowering quince |
分類 | バラ科ボケ属 |
開花時期 | 1月~3月 |
花言葉 | 「先駆者」「平凡」「妖精の輝き」 |
参考文献:
『日本の花』 柳 宗民 (著) 筑摩書房
『茶花の文化史』 横内 茂 (著) 淡交社
『散歩で見かける草木花の雑学図鑑』 金田 洋一郎 (著) 実業之日本社