夏の地面をカラフルに彩るマツバボタン。
高温乾燥に強いことが持ち味。丈夫な性質を表す別名もいろいろ。
<マツバボタン(松葉牡丹)について>
乾燥や暑さに強く、真夏にもきれいな花を咲かせるマツバボタン(松葉牡丹)。
細長く丸みのある葉は多肉質で、水分をため込む機能があります。
朝に花が咲いて午後にはしぼむ一日花ですが、次々に花を咲かせ続けます。
マツバボタンの名前は、葉が松葉に似ていることによります。
別名は丈夫な性質を表す名前が多くあります。
夏の強い日差しに負けないので、ヒデリソウ(日照草)、テンキグサ(天気草)。
毎年こぼれ種で増えるので、不亡草(フボウソウ)。
爪で茎をちぎっても挿し芽ができるので、ツメキリソウ(爪切草)。
よく似た花に、ポーチュラカ(ハナスベリヒユ)があります。
マツバボタンの細長い葉に対して、ポーチュラカは丸みのある平らな葉です。
<マツバボタン(松葉牡丹)の基本情報>
別名 | ヒデリソウ(日照草)、テンキグサ(天気草)、ホロビンソウ(不亡草)、ツメキリソウ(爪切草) |
学名 | Portulaca grandiflora |
英名 | Eleven o’clock |
分類 | スベリヒユ科スベリヒユ属 |
開花時期 | 6月~9月 |
花言葉 | 「無邪気」「可憐」 |
参考文献:
『散歩で見かける草木花の雑学図鑑』 金田 洋一郎 (著) 実業之日本社
『散歩でよく見る花図鑑』 亀田龍吉 (著) 家の光協会
『美しい花言葉・花図鑑』 二宮 考嗣 (著) ナツメ社