豪華絢爛で存在感のあるダリア。
秋のコスモスの時期に鮮やかに大輪を咲かせる。
<ダリアについて>
ダリアは、ナポレオン妃ジョセフィーヌが愛した花として知られます。
ジョセフィーヌはダリアの球根を誰にも分け与えなかったところ、侍女が球根を盗み、花を咲かせました。
すると、急にジョセフィーヌはダリアの栽培をやめました。
そのような気まぐれな気性から、花言葉の「移り気」はついたとされています。
19世紀にヨーロッパでブームが起きたダリアの園芸品種は3万以上だといわれます。
日本にはオランダ人によって、インド経由で江戸時代後期に渡来しました。
これにより、「テンジクボタン(天竺牡丹)」の別名があります。
一度ダリアの人気は下火になりますが、21世紀になり、「黒蝶」という品種によって人気が再び高まりました。
黒蝶は黒っぽいワインレッド色の大輪で、和洋どちらの趣も感じられます。
<ダリアの基本情報>
別名 | テンジクボタン(天竺牡丹) |
学名 | Dahlia |
英名 | Dahlia |
分類 | キク科ダリア属 |
開花時期 | 7月~10月 |
花言葉 | 「移り気」「華麗」「気品」 |
参考文献:
『散歩で見かける草木花の雑学図鑑』 金田 洋一郎 (著) 実業之日本社
『暮らしを美しく飾る花図鑑』 増田由希子 (著) 家の光協会