一斉に地面に咲く姿が華やか、クロッカス。
草原がまるで春の絨毯のように。
<クロッカスについて>
クロッカスはヨーロッパ原産で、アルプスの高原などに自生します。
まだ雪が残る時期に、土の中から花をのぞかせることから、春を告げる花として、古くから栽培されてきました。
オランダで品種改良が進められ、現在、園芸品種も多くあります。
ヒヤシンスと同じく、水栽培でも楽しめます。
クロッカス(Crocus)の名前はサフラン属の学名で、ラテン語で「糸」という意味です。
雌しべの先が、糸のように伸びて垂れ下がる様子にちなみます。
クロッカスは「春クロッカス」と呼ばれることがありますが、「秋クロッカス」はサフランのことです。
サフランは、糸状に伸びる雌しべを染料や香辛料として利用されます。
<クロッカスの基本情報>
別名 | ハナサフラン |
学名 | Crocus |
英名 | Crocus |
分類 | アヤメ科サフラン属(クロッカス属) |
開花時期 | 2月~4月 |
参考文献:
『身近な花の知られざる生態』 稲垣 栄洋 (著) PHP研究所
『四季の花便利帳』 山田 幸子 (監修) 主婦の友社