花びらの形が矢車に似ているヤグルマギク。
大昔から慕われてきた。
<ヤグルマギク(矢車菊)について>
花びらが深い切れ込みのある矢のような形をしているヤグルマギク(矢車菊)。
端午の節句の頃に咲き、花が鯉のぼりの矢車に似ていることから、ヤグルマギクの名前が付きました。
別名はヤグルマソウと呼ばれます。
日本の山野に自生するユキノシタ科のヤグルマソウとは別の植物です。
ヨーロッパ東南部の原産で、ヨーロッパでは麦畑によく咲くため、英名は「Cornflower(小麦の花)といいます。
古代エジプトでは、ツタンカーメン王の墓にヤグルマギクとオリーブなどの花輪が供えられていました。
3300年もの月日が経過していても、青い花色がわずかに残っていたと言います。
初代ドイツ皇帝カイゼルが愛した花としても知られ、ドイツの国花とされています。
<ヤグルマギク(矢車菊)の基本情報>
別名 | ヤグルマソウ(矢車草)、コーンフラワー、セントーレア |
学名 | Centaurea cyanus |
英名 | Cornflower |
分類 | キク科ヤグルマギク属 |
開花時期 | 4月~6月 |
花言葉 | 「繊細」「優美」 |
参考文献:
『散歩でよく見る花図鑑』 亀田龍吉 (著) 家の光協会
『花屋さんで人気の421種 大判花図鑑』 モンソーフルール (監修) 西東社
『四季の花便利帳』 山田 幸子 (監修) 主婦の友社