北半球を中心に、世界中に分布するクレマチス。
和風の雰囲気も洋風の雰囲気も。
<クレマチスについて>
クレマチスは以前はよくテッセン(鉄線)と呼ばれていましたが、中国原産の品種を指すため、現在はクレマチスと総称されています。
日本にもカザグルマやハンショウヅルなどの野生種があります。
19世紀にイギリス人のフォーチュンやドイツ人のシーボルトが中国のテッセンと日本のカザグルマを持ち帰ったことで、多くの園芸品種が誕生しました。
江戸時代、日本でもカザグルマやテッセンから園芸品種を生み出しました。
明治時代以降は園芸が廃れ、その多くが消滅しましたが、大正時代にはヨーロッパで作出された園芸品種が逆輸入されました。
クレマチスは豊富な花色があり、世界には原種が約300種存在するといわれているため、今後も新しい品種が多く誕生する可能性があります。
<クレマチスの基本情報>
別名 | テッセン(鉄線)、カザグルマ(風車) |
学名 | Clematis |
英名 | Clematis |
分類 | キンポウゲ科クレマチス属 |
開花時期 | 5月~10月 |
花言葉 | 「精神美」「旅人の喜び」「策略」 |
参考文献:
『ガーデニング植物誌』 大場 秀章 (著) 八坂書房
『四季の花便利帳』 山田 幸子 (監修) 主婦の友社