人間が憧れてきた自由に空を飛ぶ鳥。
飛ぶ鳥も飛ばない鳥も、それぞれに環境に適応している。
<トリ(鳥)について>
鳥の最大の特徴ともいえるのは、空を飛べることです。
飛ぶために重要な役割を果たしているのが、翼の風切羽根という長い羽毛です。
風切羽は、翼を上げたり下げたりする際に角度を変えて、空気の抵抗を調整します。
体の軽さも重要です。
鳥の骨は軽く、内部に隙間があります。
中にはダチョウやペンギンのように、飛べない鳥もいます。
例えばダチョウは空を飛びませんが、時速70kmで走ることができます。
ペンギンは海中を泳ぎます。
ダチョウもペンギンも先祖は飛ぶ鳥でした。
天敵がいない、餌が十分にあるなどの理由によって飛ぶ必要がなくなったと考えられています。
鳥はそれぞれ環境に合わせて進化してきたのです。
参考文献:
『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ』 川上 和人 (著, 監修), マツダ ユカ (著) 西東社
『世界でいちばん素敵な鳥の教室』 森山 晋平 (著), 斉藤 安行 (監修) 三才ブックス
『大人のための恐竜教室』 真鍋 真 (著), 山田五郎 (著) ウェッジ