11月17日頃からは「金盞香」。
可憐なスイセンの花が咲く季節。
<金盞香(きんせんかさく)について>
「金盞香」とは11月17日~11月21日頃、七十二候の一つです。
立冬の末候にあたります。
「スイセンの花が咲く」という意味があります。
実際のスイセンの開花は少し先です。
「金盞(きんせん)」とは、金色の盃を意味します。
黄色い冠状の副花冠(ふくかかん)を花の中央に持つスイセンの異名です。
「金銭銀台(きんせんぎんだい)」ともいいます。
スイセン(水仙)は、可憐な花姿と芳香が仙人のようなことからその名前が付いたといわれています。
寒さに強く、雪の中でも開花することから、「雪中花」という別名もあります。
スイセンは正月花としても親しまれる花です。
参考文献:
『暮らしをもっと豊かにする七十二候の楽しみ』 小泉 さよ (イラスト) 世界文化社
『日本の365日を愛おしむ ―毎日が輝く生活暦―』 本間 美加子 (著) 東邦出版