3月6日頃からは「蟄虫啓戸」
地中から生き物が姿を現し始める季節。
<蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)について>
「蟄虫啓戸」とは3月6日~3月10日頃、七十二候の一つです。
啓蟄の初候にあたります。
「冬ごもりをしていた虫が地中から、這い出てくる」という意味です。
「啓戸」は「戸を開く」ことを表します。
眠っていた虫たちが暖かい春の陽気を感じて戸を開き、姿を
現し始めます。
この時期は、ミツバチも冬眠から目覚めて活動を始めます。
日本の在来種では、ニホンミツバチがいます。
ニホンミツバチは、穏やかな性質で攻撃性はあまりありません。
ニホンミツバチがつくる蜜は、野山などに咲さまざまな種類の花の蜜を集めてつくられる「百花蜜(ひゃっかみつ)」として珍重されています。
参考文献:
『暮らしをもっと豊かにする七十二候の楽しみ』 小泉 さよ (イラスト) 世界文化社