カーネーションに感謝を添える母の日。
約100年前、アメリカで母にカーネーションを贈ったことが最初といわれる。
<母の日について>
母の日に贈る花といえば、カーネーション。
1907年にアメリカの女性教師、アン・ジャーヴィスが母を追悼するため、白いカーネーションを参拝者にも配ったのが最初といわれています。
白いカーネーションは彼女の母が好きな花でした。
そんなアンに共感した人々が、母に感謝する記念日をつくることを提案、ウィルソン大統領が「母に感謝する日」を国民の休日に定めました。
そして、存命の母親には白よりも赤がふさわしいと、赤いカーネーションが贈られるようになりました。
日本には大正時代に母の日を祝う行事が紹介され、戦後、アメリカに倣って5月の第2日曜日と定められました。
参考文献:
『「もののはじまり」雑学大全』 なるほど倶楽部 (著) 大和書房
『絵でつづる やさしい暮らし歳時記 暦でみる日本のしきたりと年中行事』 新谷 尚紀 (監修) 日本文芸社