一年中葉が緑色の松は縁起物。
まずは入り口で歳神様を迎えるための門松。
<門松について>
新年を祝って家の門に飾られる門松は、歳神様が宿る依代です。
松は縁起物の代表です。
葉が一年中青々としているので、生命の木、神木として大切にされてきました。
門に松を立てる風習は、平安時代末期の後白河院編纂の『梁塵秘抄』の歌にも詠まれています。
日本中で門松を立てるようになったのは、1893年(明治26年)に発表された『一月一日』という文部省唱歌がきっかけとなったとする説があります。
参考文献:
『樹木と名字と日本人』 有岡利幸 (著) 八坂書房
『絵でつづる やさしい暮らし歳時記 暦でみる日本のしきたりと年中行事』 新谷 尚紀 (監修) 日本文芸社